株式会社イールドマーケティングの木本旭洋です。今回は、レンタルオフィスを実際に利用している私が、山梨のおすすめレンタルオフィスを紹介します。
目次
山梨のおすすめ個室ありレンタルオフィス4選
山梨のレンタルオフィスは、中央自動車道と中部横断自動車道の結節点という立地を活かし、首都圏からのアクセスの良さから、ワーケーション需要も含めて注目を集めています。個室タイプのレンタルオフィスは、プライバシーが確保され、盆地特有の気候にも対応した快適な環境で業務に集中できる上、富士山の絶景を望める施設も多数あります。今回は、立地、コストパフォーマンス、施設の充実度を総合的に評価し、山梨で特におすすめの個室付きレンタルオフィスをご紹介します。
シェアオフィスBee
項目 | 詳細 |
---|---|
所在地 | 山梨県甲斐市富竹新田245-2 昭和土地ビル2号館3F |
最寄り駅 | JR中央本線「竜王駅」から徒歩11分 |
初期費用 | 入会金:月額料金の1ヶ月分 |
月額費用 | フリーデスク:15,000円~、個室:37,000円~59,000円、法人登記:4,400円/月、郵送サービス:5,500円/月 |
オフィス形態 | レンタルオフィス、シェアオフィス、バーチャルオフィス |
運営会社 | Mybeemate |
登記 | 法人登記可能 |
個室タイプ | 完全個室10室(1名用5室、2名用4室、3名用1室、2.9㎡~6.4㎡) |
会議室利用 | 会議室2室(最大6名収容、1時間660円)、モニター・ホワイトボード完備 |
会議室以外のスペース | オープンスペース3席、フリードリンクコーナー、電話ブース |
受付 | なし(無人システム) |
利用時間 | 24時間365日 |
公式サイト | https://rental-office.bee.my-beemate.com |
おすすめポイント
シェアオフィスBeeは、2024年10月にオープンした甲府昭和ICから車で5分の好立地に位置する最新のレンタルオフィスです。無料駐車場を完備し、双葉インターからも近いアクセスの良さが特徴。下り129Mbps、上り333Mbpsの高速Wi-Fiを完備し、全ての諸経費(電気代、水道代、ネット代、駐車場代)が月額料金に含まれています。スタートアップ相談や異業種交流会、専門家紹介など、ビジネスメイトによる手厚いサポート体制も整えています。
CROSS500
項目 | 詳細 |
---|---|
所在地 | 山梨県甲府市丸の内2-2-1 |
最寄り駅 | JR甲府駅南口から徒歩3分 |
初期費用 | 入会金30,000円 |
月額費用 | コワーキング:8,800円~、個室:40,700円~ |
オフィス形態 | レンタルオフィス、コワーキングスペース、バーチャルオフィス |
運営会社 | 株式会社ダイタ |
登記 | 法人登記可能 |
個室タイプ | 完全個室(1名~)、90席のフリースペース |
会議室利用 | セミナールーム(25名収容)、ミーティングルーム完備 |
会議室以外のスペース | テレワークブース、テラス席、ブックカフェスペース、フリードリンクコーナー |
受付 | あり(10:00-18:00) |
利用時間 | 10:00-22:00(年末年始除く) |
公式サイト | https://crossbe.co.jp |
おすすめポイント
CROSS500は、甲府開府500年を記念して建設された最新のビジネスビルです。1階には県内最大級のコワーキングスペース「CROSS BE」を擁し、山梨最大規模の書店朗月堂による選書された本棚を完備。テレワークブースには個別照明を設置し、快適なリモートワーク環境を提供。豊かな緑を配したリラックス空間と、ビジネス創造の場としての機能性を両立させた、山梨県を代表するビジネスハブとなっています。
anyplace.work富士吉田
項目 | 詳細 |
---|---|
所在地 | 山梨県富士吉田市新西原1-7-12 新西原ビル3F |
最寄り駅 | 富士山駅から徒歩5分 |
初期費用 | 要問合せ |
月額費用 | フルタイムプラン:22,000円、個人ブース席プラン:33,000円、法人登記:3,300円(郵便物お預かり込) |
オフィス形態 | レンタルオフィス、コワーキングスペース、バーチャルオフィス |
運営会社 | キャップクラウド株式会社 |
登記 | 法人登記可能 |
個室タイプ | 個人ブース、フリースペース16席 |
会議室利用 | ミーティングルーム(最大12名収容) |
会議室以外のスペース | フォンブース、ウォーターサーバー、複合機コーナー、テラス(喫煙所) |
受付 | 有人対応(平日9:00-15:00)、無人運営(15:00-21:00) |
利用時間 | 平日9:00-21:00(土日祝休) |
公式サイト | https://anyplace.work |
おすすめポイント
anyplace.work富士吉田は、3面ガラス張りの開放的な空間から富士山の絶景を望める、東京から1時間強でアクセス可能なコワーキングスペースです。27インチ~50インチまでのディスプレイを完備し、全デスクに4口のコンセントを設置。月1~2回のペースで交流会イベントを開催し、「働き方改革」や「地方創生」をテーマにしたセミナーも実施。富士吉田市まるごとサテライトオフィス事業の拠点として、市内の宿泊施設とも連携したワーケーション環境を提供しています。
イノベーションベースSoie
項目 | 詳細 |
---|---|
所在地 | 山梨県甲府市大手1-2-21 |
最寄り駅 | JR甲府駅から徒歩20分 |
初期費用 | 家賃3ヶ月分(敷金、礼金、前家賃) |
月額費用 | コワーキングスペース:20,000円、シェアオフィス:35,000円~、住居兼オフィス:68,000円~ |
オフィス形態 | レンタルオフィス、コワーキングスペース、シェアオフィス、住居兼オフィス |
運営会社 | 株式会社山梨社 |
登記 | 法人登記可能(家賃に含む) |
個室タイプ | シェアオフィス:3畳・6畳・9畳の3タイプ(6室)、住居兼オフィス:1LDK~2LDK(27室) |
会議室利用 | セミナールーム完備 |
会議室以外のスペース | カフェ、トレーニングジム、大浴場、Work Studio、シャワーブース、キッチン、中庭 |
受付 | あり(9:00-15:00、木・日祝休み) |
利用時間 | 24時間365日 |
公式サイト | https://soie.jp |
おすすめポイント
イノベーションベースSoieは、山梨大学の学生が育てるぶどう畑を望む文教地区に位置する複合型シェアオフィスです。月額5,000円のビジネスサポートで、カフェ、ジム、大浴場などの施設が利用可能。月額7,000円のコミュニティサポートでは、週3回の夕食サービスやイベントへの招待も提供。敷地内には1LDKから2LDKの住居兼オフィスも完備し、職住近接の新しいワークスタイルを実現できます。
山梨のレンタルオフィスを選ぶ上で重要な3つのポイントをチェック!
1.快適に働ける環境か
山梨のレンタルオフィスを選ぶ際は、特に盆地特有の気候への対応が重要なポイントとなります。夏場は40度近い猛暑、冬場は氷点下まで気温が下がるため、個室ごとの個別空調の有無や空調の効きを確認し、快適な室温管理ができるかどうかをチェックする必要があります。
また、富士山周辺のオフィスでは標高による気圧の変化や気温差への対策も重要です。施設内の防音性も重要で、特に甲府市街地では中央自動車道や身延線の騒音への対策が施されているかどうかを確認することをお勧めします。水回りの設備については、冬季の凍結対策や共用部分の清掃頻度、維持管理状況をチェックし、特に積雪時の安全性が確保されているかを確認することが大切です。
休憩スペースについては、四季を通じて快適に利用できる空調設備が整っているかどうかも、業務効率を維持する上で重要な要素となります。また、フェーン現象による乾燥対策として、加湿器の設置や換気システムの確認も必要です。
2.会議室やワークスペースの利便性
山梨のレンタルオフィスでは、会議室の利用条件と共用スペースの充実度が重要な判断基準となります。特に中央自動車道と中部横断自動車道の結節点という立地を活かし、首都圏や静岡県からのビジネス来訪者が多いため、急な商談にも対応できる会議室の予約システムの柔軟性が重要です。
また、ワイン産業やジュエリー産業が多い地域性から、製品展示や商談に適した採光の良い会議室の確保も必須となっています。Web会議の増加に伴い、防音された個室や電話ブースの数、通信環境の安定性も重要な検討ポイントです。共用スペースについては、夏冬の寒暖差が大きい気候に対応した空調設備の整備状況を確認する必要があります。
また、富士山周辺のオフィスではワーケーション需要も多いため、リフレッシュスペースやシャワールームなどの設備の充実度、観光情報の提供体制なども重要な要素となっています。さらに、地域特有の商習慣として重視される対面での商談に対応できるよう、和室や茶室などの商談スペースの有無も確認が必要です。
3.オプションサービスを含めた料金体系
山梨のレンタルオフィスの料金体系を検討する際は、基本料金に加えて、地域特有の追加コストを考慮する必要があります。特に盆地特有の気候による冷暖房費用は本州の他地域と比べて高額になる傾向があり、電気代が基本料金に含まれているかどうかは重要なポイントです。
また、観光地という特性から、一時利用や短期利用のニーズも多いため、柔軟な契約形態や期間設定が可能かどうかも確認が必要です。県や市による創業支援制度や産業振興補助金など、公的支援制度の利用可能性も総コストを検討する上で重要な要素となります。さらに、ワーケーション需要の増加に伴い、宿泊施設との連携パッケージや観光施設の利用特典なども含めて検討が必要です。
契約更新時の更新料や退去時の原状回復費用に加えて、冬季の除雪費用や設備メンテナンス費用なども含めて、年間を通じた実質的なコストを把握することが重要です。特に、富士山周辺のオフィスでは、標高による特殊な空調管理費用も考慮に入れる必要があります。
株式会社イールドマーケティング代表。大手広告代理店でアカウントプランナー、スタートアップで広告部門のマネージャーを経験後、2022年に当社を創業。バーチャルオフィスとレンタルオフィスの利用経験者。